RECERQA Scan

RECERQA-Scan

RECERQA Scanとは

RECERQA Scanとは、株式会社リチェルカが提供する次世代型のAI-OCRサービスです。

非定型の帳票に強みを持ち、注文書や納品書、見積書などフォーマットが異なる書類でも高精度にデータ化できます。従来のOCRでは事前にレイアウト設定が必要でしたが、RECERQA Scanは読み取りたい内容を指示することで抽出を行うので、導入・運用の負担を大幅に軽減します。

また、単なる読み取りにとどまらず、生成AIによる表記揺れや不完全情報の補完、AIによる仕分けや突合チェックなど、前後の業務も自動化できます。これにより、データ化だけでなく業務全体の効率化を実現できます。

RECERQA Scanの大きな特徴のひとつは、帳票の読み取りだけでなく、その前後の業務まで自動化できる点です。たとえば、AIが帳票を種類ごとに仕分けし、OCRで抽出したデータを発注情報やマスターデータと突合することで、チェック作業を人手に頼らずに完結させることができます。

また、生成AIが不完全な情報や表記のゆれを補完するため、より正確なデータをシステムに取り込むことが可能になります。こうした仕組みにより、単なる入力作業の効率化にとどまらず、確認や検証といった付随業務まで含めて負担を減らし、全体の業務効率と精度を同時に高められます。

従来のOCRで必要だった複雑なレイアウト設定が不要という点も特徴です。従来型のOCRでは帳票ごとに「座標位置」を細かく指定しなければならず、フォーマットが異なる帳票が増えるたびに設定や修正の工数が発生していました。

これに対してRECERQA Scanでは、「注文日」「取引先名」など読み取りたい内容を指示するだけで抽出が可能となっています。そのため、帳票の種類が多い現場でも設定の手間を大幅に削減でき、スムーズに業務へ導入することができます。

要見積もり

食品メーカーでは、毎月約3,000枚にのぼる注文書を手入力で処理しており、膨大な時間と人的ミスが課題となっていました。RECERQA Scanを導入した結果、発注元や商品情報を自動で読み取り、基幹システムへの連携まで実現。

精度はほぼ100％に向上し、入力作業にかかっていた工数を大幅に削減しました。これにより、社員は本来の業務に集中できるようになり、全体の生産性が改善したとのことです。

医療機器商社では、納品書と発注データの突合を目視で行っており、作業負担が大きいことが問題でした。RECERQA Scanを導入すると、AIが自動で突合を行い、不一致箇所のみ確認すればよい体制を実現できました。

工数は従来の5分の1にまで削減され、さらに納品書がデータベース化されたことで検索性が向上。チェック作業の効率化と情報活用の両立を実現しました。